板倉の宿 白栗(藍)

 

大正時代の板倉を移築し、一棟貸しの宿にしました。

板倉の雰囲気を残しつつ、内装は藍色の塗り壁を中心に大胆な色使いを施しました。全ての古材を木の表面をこすり年輪を浮き上がらせる「うづくり」にしました。古時計に使われていたガラスをはめ込んだ建て具、古材をタイル貼りしたキッチン、シャワールームとトイレを設置し、2人で滞在するのに十分な広さも確保しました。さまざまな樹種を混ぜ合わせた階段には朽ちかけた栗の柱を立て、採光と通風にもともとあった鉄格子を活かした窓と、重なる山々と田園の景色を切り取る水平の窓を配置しました。

所在地:岐阜県高山市

itakura-hakuguri.com