• 場所岐阜県高山市国府町宇津江
    施工期間2018年10月 〜 2019年8月
    デザインワタナベ建築 浅野翼建築設計室 谷澤智文
    Websitewww.hiramekido.com

    江戸末期に建てられた民家を住宅兼カフェ・店舗に改築しました。店舗と住居を振り分けに配置し、建物内部の円形の玄関アプローチで結んでいます。

    昔の建物に幾何学的な円柱形の造作を挿入することは、ともすれば異質なものを単に合わせる思いつきととらえられるかもしれません。今回は新たに産まれる空間を使いこなせる施主を得たことと素材の配置と質感を吟味することで、全てが以前からそこにあったかのようにすることができました。

  • 場所高山市国府町宇津江
    施工期間2017年12月 〜 2019年3月

    明治時代に建てられた板倉を改築しました。

    外観を極力変えないよう外壁の通し貫を残して、気密性と断熱性にも優れる木製サッシを取り付けました。一階には大きな一枚ガラスの二重窓を用い外観印象を保ちながら採光と開放感を確保し、断熱、採光、通風、設備で現代の住宅性能と機能を備えた実用性の高い建物にしました。

    現代的住宅性能と伝統的内外観の両立を追求しながら生活シーンに調和するデザインに取り組んだ結果高く評価され、ワタナベ建設はこの建物で2019年度の「グッドデザイン賞」を受賞しました。(2019.10.2)

  • 場所岐阜県高山市国府町宇津江
    施工期間2017年4月 〜 2017年5月
    Websiteyawaiya.amebaownd.com

    江戸末期〜明治初期に建てられた民家で営んでいる、民藝の器を中心とする生活道具店の二階を改修し、古本と新刊を扱う書店にしました。

    もともとあった大きな吹き抜けに通し貫を加えて意匠性を高め、無双窓や取り外しできる板戸の開口部を設け通風と採光を確保しました。本棚は解体された公民館の階段板を再利用し、壁の一部に「榑(くれ)葺き」と呼ばれる、木を裂いて作った板を利用する屋根葺きの技法を利用しています。

    机を製作し、軒下に畳みを敷き展示やイベントを行える空間をつくるなど、インテリアと空間のデザインを行いました。

  • 場所岐阜県高山市国府町金桶
    施工期間2017年9月 〜 2018年3月
    デザインワタナベ建築
    施工ワタナベ建築、白栗不動産、山平建築
    Websiteitakura-hakuguri.com

    大正時代の板倉を移築し、一棟貸しの宿にしました。

    板倉の雰囲気を残しつつ、内装は藍色の塗り壁を中心に大胆な色使いを施しました。全ての古材を木の表面をこすり年輪を浮き上がらせる「うづくり」にしました。

    古時計に使われていたガラスをはめ込んだ建て具、古材をタイル貼りしたキッチン、シャワールームとトイレを設置し、2人で滞在するのに十分な広さも確保しました。さまざまな樹種を混ぜ合わせた階段には朽ちかけた栗の柱を立て、採光と通風にもともとあった鉄格子を活かした窓と、重なる山々と田園の景色を切り取る水平の窓を配置しました。

  • 場所岐阜県飛騨市古川町黒内
    施工期間2017年10月 〜 2017年12月

    座敷だった部屋を、タイル仕上げの土間に改築しました。薪ストーブを置いて冬でも快適に過ごせる暖かな空間にしました。

    全開になる三本引き戸には無双窓をつけて通気性を確保。天井裏や壁を断熱を施しつつ元の風合いを残しています。畳下の松の床材を荒々しい表情の腰壁にするなど、随所に磨いた古材を使用しました。床の間の天井まで届く壁一面に、杉、松、栗などの囲炉裏の部屋や納屋の外壁に使われていた古材で寄せ木を施しました。

  • 場所岐阜県飛騨市古川町
    施工期間2017年3月 〜 2017年4月

    かつて古川中野区にあった〈大村公民館〉。

    築80年の公民館の建て替えのときにレスキューした、古い建具や古材を再利用した窓です。気密性を考慮し、いくつかの窓は、古材と古いガラスを使った固定窓、ふたつの窓は開閉できるように施工しました。

    回転窓の仕掛けは、施主がスリランカを旅しているときに見つけたテクニックを取り入れ、1枚の建具を省スペースで全開にできる仕掛け。何もなくても、つい開けたくなる窓です。

    大村公民館の入口横にあった栗の柱や、2階にあった建具、ゆらぎの美しいガラスも、今ではなかなか手に入れることができないもの。

    公民館はなくなってしまったけれど、いくつかのパーツは、こうしてあたらしい形に生まれ変わりました。

    やわらかな光を通す、美しい窓です。

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